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除厄布引祖師

幸國寺除厄布引祖師(こうこくじやくよけぬのびきそし)

 文永元年(1264年)に、千葉県外房州小湊の地域に疫病がはやりました。村人達は、たまたまその地におられた日蓮聖人に、疫病退散のご祈祷をお願いいたしました。
聖人は白布にお題目をお書きになり、それをかかげご自身が船に乗られてご祈祷をなされたところ、たちどころに疫病は退散し、人々の喜びは大変なものでした。
その地にある本山妙覚寺には、この時の聖人を慕って作られたお像が安置されています。
 ところが、文永7年にまた疫病がはやりました。この時鎌倉におられた聖人に、再度ご祈祷をお願いしましたが、ご布教のため鎌倉をはなれられないのでご自身の木像をつくらせ、その手にお題目を書いた白布をかけ、身代わりとして弟子にもたせ、海でこの白布を舟から引かせご祈祷を勤めさせました。
 これによって疫病がことごとく退散したので、人達はこのお像を小湊誕生寺におまつりいたしました。寛永7年、幸國寺の開山にともない、このお像は幸國寺に奉安され、その後「江戸十祖師(江戸の十の有名な日蓮聖人)」のお一人として、人々に尊信されております。

 

江戸の十祖師

  1 幸國寺(牛込)「除厄布引祖師」
  2 長遠寺(深川)「どぶだな」
  3 報恩寺(本所)
  4 宗延寺(下谷)「読経の祖師」現在杉並
  5 本覚寺(下谷)「日限の祖師」
  6 宗林寺(下谷)「舟守の祖師」
  7 妙音寺(下谷)
  8 瑞輪寺(谷中)
  9 幸龍寺(浅草)現在烏山
  10 浄心寺(深川)
                 <東都歳時記による>